がん保険と医療保険

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がん保険に加入する

自己防衛


長く続く不景気で、あれこれと家計を気に病んでいる主婦の方も多いことでしょう。
家計を助けるために、今加入している医療保険特約を削る人、がん保険の加入を見送る人などの保険の見直しを考えている人もいるのではないでしょうか。
でも、医療保険解約するという所にまではさすがに踏み出せませんね。
というのも、昨今、医療費を自己負担せざるを得ないケースが増えてきている現実があるからでしょう。

皆さん、ご存知ですか、日本でも1984年までサラリーマンの医療費の窓口負担はゼロだったのです。
それが2割負担になり、今では3割負担へと上昇しています。

特に、がん治療をターゲットに次々と開発される高度先進医療が医療費の自己負担を大きくする要因の一つになっています。
こういうような背景の下に、がん保険という商品が生まれてきました。
医療費が高騰を続けるという現実の中で、我々は自己防衛をしてゆくしか道は残されていません。
その自己防衛ですが、一つは医療保険がん保険に加入することでしょう。
予防医学に努めて病気にかからないようにする努力も大切ですが、やはり保険に入っておくことが賢明な自己防衛と言えます。
備えあれば憂いなしということです。

ただ、結果的に自分にとって持ち出しにならないように、毎月の支払い額や万が一の時の保障内容もしっかりと確認しておきましょう。
保険は何と言っても高い買い物ですし、また、いざというときにはしっかりと助けてもらわねばなりませんから、「とりあえず医療保険にでも入っておくか」といった保険の選び方だけはしないようにしましょう。

 

給付金がもらえないケース(一)


「入口は甘く出口は厳しい」という言い方がありますが、身近な医療保険がん保険にもこれが当てはまるようです。
つまり、保険への加入は簡単だが、いざ保険金を貰う段になると、なかなか支払いがされないケースが以外に多いということです。

病気で入院したのに、いざ保険を使う段になって、条件に合っていなくて保険金を貰えないという事例を紹介しましょう。
病気の治療費や入院費用を保険で保障してもらおうとすると、その発症時期が問題になるのですが、がん保険の場合はこれが特に厳格です。
例えば、がん保険加入の1年後に5mmの胃がんが発見されたケースを考えましょう。
保険加入後の制限期間、90日も過ぎているので、給付金は支払われるものと誰でも思いますね。
しかし、がん細胞が5mmの大きさになるには一般的に5年かかるそうです。
ですから、この人の場合、加入時にすでにがんが発症していたと見なされるのです。

がん保険の基本は、加入を認めるのは健康な人で、保険契約以降に発症したがんのみを給付の対象とするということです。
これを逆手に取れば、がんの発症時期を調べ医学的根拠に基づいて契約前に発症していたと見なされれば、入院給付金等保険金が支払われないということになります。
もちろん、加入者は、自覚症状もなく健康状態も良好だったのですから、決して悪質な告知義務違反を犯したわけではありません。
ですから、保険会社の大半は1年後に5mmのがんが発見された場合でも保険金を支払うようですが、中には支払いを渋るところもないわけではありません。

保険に加入する時は、くれぐれも事前に十分な確認をしておかねばならないということですね。
 

給付金がもらえないケース(二)


医療技術の進歩は目覚しく、ちょっと前までは不治の病と言われていたものが、今では治療可能となっています。
大変ありがたいことなのですが、目覚ましい医療技術の向上の裏には、高騰を続ける治療費という問題が隠されています。
このように高騰する治療費に備え、多くの人はがん保険に加入するのですが、気を付けないとその給付金を貰えないケースがあるのです。

例えばいくらがん保険に入っていても、通院治療をしている場合には入院給付金や手術給付金は支払われません。
長期にわたるがん治療の費用がかさんできても、それを補う保障が受けられないということになります。

別の例を挙げれば、抗がん剤を使った化学療法は手術ではないので手術給付金は貰えないことになります。
外来で抗がん剤治療を行なえば、さらに入院給付金も受け取れないことになります。
例え貰えたとしても、検査入院の数日分だけでしょう。

また前立腺がんの場合も同様です。
治療法を見てみると、手術がほぼ70%、ホルモン療法が30%という割合なのですが、ホルモン療法の場合は、これは手術ではないので手術給付金はゼロとなります。
ホルモン療法は体への負担が軽く治療効果もあるそうなので、医師との相談の上でこの治療法を選ぶにこしたことはありませんが、一方、どれくらいの治療費が保険で賄えないのかも同時に考えておく必要があります。

がん保険に加入を考えている人は、治療法によって受け取れる保険金がまるで違ってくることも知っておく必要がありますね。
 


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