がん保険と医療保険

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がん保険の基本

基本用語


がん保険に関して情報収集をしていると、よく分らない専門用語に出くわすことが多いですね。
分からない事を「分からない」と言って尋ねるのは、実際、勇気がいることと言えるでしょう。
しかし、分からない事を分からないままにして保険を契約すれば、自分が期待していた保険とは違う保険を契約してしまうことにも繋がりかねません。
これではいつ何時トラブルが発生するかもしれませんね。

そこで、がん保険に関して必要な用語について確認しておきましょう。

●被保険者・保険契約者・受取人

保険契約をしている本人が被保険者で、保険の対象になる人物のことです。
保険料を支払っている人が保険契約者で、実際に保険の対象になる被保険者とは異なるので注意が必要です。
基本的にこの二人のいずれかが保険金の受取人になります。

●ステージ

がんの進行度合いを示すもので、「病期」とも呼ばれます。
ローマ数字、Ⅰ~Ⅳ期、で表され、これによって受け取る保険料が異なる場合があります。

●先進医療

厚生労働大臣の定めた医療で、保険適応外となるので全額自己負担が原則ですが、「先進医療対応保険」や「先進医療特約」などで保障の受けられる保険もあります。

●保険金

保険金は保険会社から保障に応じて支払われるお金のことで、保険料と混同しやすいので、給付金とも呼ばれています。
この保険金には「入院給付金」、「がん診断給付金」、「手術給付金」などがあります。

保険料

保障を受けるために支払うお金です。
よく保険金と混同されますが、保険料は「支払うお金」、保険金は「受け取るお金」というように覚えておけばよいでしょう。
無理のない保険料で保険を組ことが上手な保険選びの基本です。
 

基本の知識


がん保険について勉強しても、その知識を活かせる場がないのでは?
このような疑問をお持ちの人も少なくないのではないでしょうか?
でも、あなたの周囲にどれだけのがん患者がいるかを考えてください。
もしそのような人たちががん保険に入っていなかったら、また、がん保険を適正に選んでいなかったらどうなるのか想像してみてください。

実例を挙げましょう。
最近、重粒子線治療という一種の放射線治療に人気が集まっています。
治療困難な肝臓がんや手術が不可能な骨の腫瘍などに、、この重粒子線治療が有効だからです。
効率的にがん細胞を取り除け、また副作用はないそうですから、多くのがん患者がこの重粒子線治療を希望しているようです。
これだけがん患者にメリットの大きい治療法なのですが、問題は一回の治療に何と314万円もかかることです。

一方、このような高額治療を受けなかったとしても、入院が長期化すればそれだけ入院費が発生することになります。
通常の「医療保険」では、60日まで、120日までというように、入院給付金の対象となる入院日数が定められています。
これに対し、がん保険には入院給付金の支払制限がありません。
入院した分だけ、給付金を受け取ることが出来るのです。

数多くある病気の中で、罹患率が高く、入院の長期化が予想される病気はがんでしょう。
ですから、入院ひとつをとっても、がん保険での入院給付金が他の保険に比べてはるかに大きく、保障の手厚さの差は歴然としています。
このように、がん保険とその他の保険との違いや正しいがん保険の選び方を知っていることが大切なのではないでしょうか。
 

がん保険の歴史


かつてはがん保険がない時代もありました。
ここではがん保険の歴史を振り返ってみましょう。

日本で最初にがん保険を発売したのは外資系の保険会社で、1970年代のことでした。
がん保険は当初それほど注目されてなかったようです。
というのも、当時は、がんは不治の病とみなされていたので、告知というのは非常に難しい問題だったのです。
本人には告知をせず、家族だけにがんの告知をするケースも多かったようで、自分ががんだと知らないまま死んでいった患者も少なくなかったようです。
がんと診断されないとがん保険の給付金は受け取れませんが、そうすれば本人にも自分ががんであることが分かってしまいます。
このようなことが障害となって、がん保険の契約ができない、あるいは、契約をしないというケースが多発しました。

また、当時のがん5年生存率は低かったので、発病~死亡までの期間が短く、手術、抗がん剤、放射線治療などの費用もそれほど多額にはならなかったことがあります。
加えて、健康保険の自己負担率が0~1割と低かったので、がん保険の必要性はそれほど高くなかったようです。

その後、がん保険が注目されるようになっていたのですが、その背景には治療方法の大きな変化が挙げられます。
すなわち、がん検診、健康診断、人間ドッグなどの予防医学が普及し、がんの早期発見や早期治療が進みました。
また、5年生存率が高くなりました。
つまり、発病~死亡までの期間が長くなり、健康保険の効かない先端医療の進展などとあいまって、医療費が高騰し、医療費は患者の個人負担という傾向が強まりました。
こういう背景の下でがん保険の必要性が強く叫ばれるようになっていったのです。
 
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